株価の上昇が続いています。きょうの東京株式市場では日経平均株価が500円以上値上がりし、およそ33年ぶりに3万3000円を突破して取引を終えました。
株価の急上昇の背景には「アメリカが利上げを停止するのではとの期待もある」と市場関係者は話しています。
きょうの東京株式市場は幅広い銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は一時、600円以上値上がりする場面もありました。
結局、終値は1990年7月以来、およそ33年ぶりに3万3000円を突破し、バブル崩壊後の最高値を再び更新しています。
アメリカのFRBが景気を犠牲にしてでもインフレを抑制するため続けてきた利上げを一旦、停止するとの見方が広がったことで、アメリカの景気減速への懸念が和らぎ、株価を押し上げました。
今週は日本とアメリカで金融政策を決める会合が控えていて、日米の中央銀行の判断に市場の注目が集まっています。

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