二酸化炭素を回収して地下に閉じ込める「CCS」の事業化に向け、西村経済産業大臣は国内外の7つのプロジェクトを選定し、支援していくと明らかにしました。

西村経済産業大臣
「まさに本日が、我が国においてCCS事業が本格的に始動するデイワン(最初の日)ということになる」

対象となるのは、エネオスグループなどが計画している九州の沖合や、出光興産が検討中の北海道沿岸など国内5か所に加え、マレーシア沖とオセアニア海域の海外2か所です。

「CCS」は温暖化対策の切り札ともされていて、経産省は7つのプロジェクトが事業化されれば、2030年度には日本の二酸化炭素排出量の1%あまりに相当するおよそ1300万トンを閉じ込めることができると見込んでいます。