岸田総理は15日に開かれた経済財政諮問会議で、賃上げを最重要課題とした上で、30年ぶりに高い水準の賃上げを賃金と物価の安定的な好循環につなげていく考えを示しました。

岸田総理大臣
「政府としては、構造的な賃上げの実現を最重要課題とし、今年度30年ぶりの高い水準となる賃上げを、賃金と物価の安定的な好循環につなげてまいります」

岸田総理は15日の経済財政諮問会議でこのように述べた上で、デフレ脱却と持続的な民需主導の経済成長を目指す考えを示しました。

そのうえで「企業が上げた収益を労働者に分配し企業投資を呼び、さらなる経済成長が生まれるという成長と分配の好循環で分厚い中間層を復活させていく」と強調しました。