楽天モバイルが東京23区など都市部でも新たにKDDIの回線を借りることがわかりました。

楽天モバイルは自社の回線がつながりにくいエリアではKDDIの回線を借りていますが、回線の利用料が高すぎるとして基地局の建設を加速させ、順次、KDDIとの契約を打ち切ってきました。

ただ、設備投資がかさみ、グループ全体の財務が悪化し、4期連続の最終赤字となっています。

こうした中、楽天モバイルは自前の回線を拡大する方針を転換し、東京23区や大阪市、名古屋市の繁華街や地下などでもKDDI回線を借りる新たな契約を結んだことがわかりました。

KDDIが回線利用の単価を引き下げたとみられ、基地局の建設を急ぐよりもコストを抑制できると判断した形です。通信の品質改善で契約の増加もねらいます。