ソフトバンクグループは、子会社の半導体設計大手「アーム」をアメリカで上場させる手続きを始めました。孫社長肝いりの事業の上場は、今年最大規模の新規株式公開になるとみられます。

ソフトバンクグループによりますと、傘下のイギリスの半導体設計大手「アーム」は、アメリカ市場での上場を申請したということです。

世界的な半導体の需要が高まる中、「アーム」の企業価値は4兆円程度ともみられていて、上場が実現すれば、今年最大規模の新規株式公開になるとみられています。

ソフトバンクグループ 孫正義 会長兼社長
「アームの爆発的な次の成長に私は没頭する」

去年の決算会見で、孫社長は「今後、数年はアームの事業に専念する」として、それ以降の決算会見には登場していません。

ソフトバンクグループは2016年にアームをおよそ3兆3000億円で買収し、アメリカの半導体大手への売却などを試みていましたが、断念し、改めて上場準備を進めてきました。