日本経済の先行きに影響を与える日銀総裁人事が大詰めです。自民党と立憲民主党は、来週14日に日銀総裁人事案を国会に提示することで合意しました。
日本銀行 雨宮正佳 副総裁
「(Q.14日に国会提示とのことですが、心境いかがですか)いや、僕も報道で知っただけです。(Q.固辞されているという話もありますが)…」
けさ、総裁の有力候補の1人として名前の挙がる雨宮副総裁はこのように話しました。
今回論点として浮上しているのは、アベノミクスの象徴として大規模緩和を10年間続けてきた「黒田路線」を「継続」するのか、「修正」するのかです。
現在、取り沙汰されているのは、▼黒田総裁を右腕として支え、「路線継続」と受け止められる雨宮副総裁、▼前の白川総裁時代の副総裁で「黒田路線の修正」を主張する山口氏、▼それに黒田総裁の1期目を支えた中曽前副総裁の3人です。
自民党と立憲民主党は午前の協議で、日銀総裁の人事案を来週14日に国会に提示することで合意しました。
▼自民党の安倍派の中からは黒田路線の継続を求める声があがる一方で、▼野党からは円安物価高を引き起こしたとして黒田路線の転換を求める声があがっていて、岸田総理は難しい判断が迫られます。

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