去年12月の家計調査が発表され、2人以上の世帯が消費に使った金額は1.3%減少しました。
総務省の家計調査によりますと、去年12月に2人以上の世帯が消費に使った金額は32万8114円で、物価変動を除く実質で前の年と比べて1.3%減少しました。減少は2か月連続です。
具体的には▼油脂が18.3%、▼魚介類が14.7%、▼酒類が9.0%減少、食料全体でみても3.6%減少していて、最近の物価上昇による買い控えの影響が見られました。また、携帯電話機はiPhone14など新型端末の価格高騰などの理由で34.2%減少しました。
一方、政府の観光支援策「全国旅行支援」などの影響で▼交通費は21.4%、▼宿泊料は6.3%増加しました。
あわせて去年1年を通した消費支出の結果も発表されました。
去年1年に2人以上の世帯が消費に使った金額は月平均29万865円で、物価変動を除く実質で前の年と比べて1.2%増加しました。コロナ禍の影響で2020年に大きく減少しましたが、その後は2年連続の増加となりました。
ただ、2019年と比べると、消費支出全体で3.5%マイナスで、依然としてコロナ前の水準には戻っていません。

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