松野官房長官は、先月、現役引退を発表した車いすテニスのレジェンド・国枝慎吾さんに対する国民栄誉賞の授与について、検討を進めるよう岸田総理から指示があったと明らかにしました。

松野博一官房長官
「国枝慎吾氏に対する国民栄誉賞の授与について、検討を進めるよう総理から指示がありました」

車いすテニスの国枝さんは、男子シングルスでパラリンピック金メダル3回、4大大会では28回もの優勝を誇るなど、圧倒的な存在として世界をリードしてきました。

松野官房長官は、国民栄誉賞授与を検討する理由について「パラスポーツ全体の普及、スポーツの発展に極めて顕著な貢献をし、広く国民に夢と感動、社会に明るい希望や勇気を与えた」と述べました。

また、岸田総理と面会した室伏スポーツ庁長官も、「国枝さんはスポーツ界全体、世界からも大変評価の高い選手」「本当に喜ばしいことだと思う」とコメントしました。