(ブルームバーグ):28日の韓国株式市場で半導体メーカー、SKハイニックスの株価が下落した。傘下の米企業が上場を検討しているとの報道を受け、複雑な資本構造への懸念が強まった。
SKハイニックス株は一時5%安と、2週間ぶりの大幅下落となった。ブルームバーグは週末、NAND型フラッシュメモリーを手がける米ソリダイム(Solidigm)が、早ければ2027年にも米国での新規株式公開(IPO)を検討しており、企業価値が最大1000億ドル(約15兆8000億円)に達する可能性があることを確認した。SKハイニックスの筆頭株主SKスクエアは8%超下落し、SKスクエアを支配するSKは6%超下げた。
投資専門家で構成する非営利団体、韓国コーポレートガバナンス・フォーラム(KCGF)によると、ソリダイムがIPOを実施すれば、グループ内の資本関係が一段と多層化し、ピラミッド型の構造が深まる。KCGFは8月、SKハイニックスに計画の撤回を求めた。SKハイニックスは米子会社AIカンパニーを通じてソリダイムを保有しており、ソリダイムはいわゆる孫会社に当たる。
フィボナッチ・アセット・マネジメント・グローバルのユン・ジョンイン最高経営責任者(CEO)は「懸念するというより、慎重に見極めたい」としたうえで、「米上場はソリダイムの企業価値の実現につながり、事業拡大の資金を確保できる一方、SKハイニックス株主は将来得られる利益の一部を手放すことになる」と述べた。
また「重要なのは評価額と調達資金の使途だ。魅力的な価格で少数株を売却すれば価値創出につながる一方、大幅な希薄化を伴い、十分な投資収益が見込めない場合は懸念材料になる」と指摘した。
SKハイニックスやサムスン電子など半導体株は、原油高を受けた市場全体のリスク回避姿勢も重荷となった。
原題:SK Hynix Shares Fall as Solidigm’s Potential US IPO Sours Mood(抜粋)
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