28日の外国為替市場で円は対ドルで157円台半ばと、前週末夕から円高方向で推移。原油価格や米長期金利の上昇が一服し、円が買われた。債券は上昇(利回りは低下)する見込み。

米・イランがホルムズ海峡再開に向け合意を模索していることなどを背景に、25日の原油価格は下落。北海ブレント原油は1バレル=105ドルを下回った。米10年債利回りは低下に転じた。

また、片山さつき財務相は日本時間25日夜、ベッセント米財務長官と電話会談を行った。円の過小評価は問題だとの認識を再確認し、日米間の協力をさらに強化していくことをあらためて申し合わせたと、財務省が発表した。

SBI FXトレードの上田真理人社長は、日米当局の円安を抑えようとする力が意外に強く、ドル・円が159円に近づけば「一層介入警戒感が強まるだろう」と語る。ただ、「円をどんどん買うような材料はない」とも述べた。

  • 円相場は午前8時3分現在、対ドルで157円59銭(25日午後5時時点は158円09銭)

債券

債券は米長期金利の低下を受けて上昇する見込み。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鬼沢拓也債券ストラテジストは、米長期金利の上昇一服で「買いが優勢となる」とみる。また、為替が円高方向に振れており、「円安と同時にインフレ懸念で上昇してきた長期金利は逆の動きになりやすい」とも話した。

先物の夜間取引で中心限月12月物は25日の日中取引終値比7銭高の124円42銭で終えた。鬼沢氏の先物の予想レンジは124円30銭-124円60銭、新発10年債利回りは3.05-3.08%(25日は3.075%で終了)。25日の米10年国債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い5.16%程度。

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超3年以下、10年超25年以下、物価連動債で、買い入れ額はそれぞれ3550億円、1000億円、300億円

--取材協力:日高正裕.

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