米国ではコスト圧力が強まっているにもかかわらず、景気の勢いが増しており、9月の雇用は2カ月連続で堅調だったとみられる。

エコノミスト予想では、来月2日に発表される9月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が約9万人増加すると見込まれている。前月は3月以来の大きな伸びとなっていた。失業率は4.1%にとどまる見通しだ。

最近の雇用が拡大している背景には、当然ながら景気そのものの強さがある。需要関連の指標は、旺盛な設備投資が続いているほか、個人消費も改善していることを示している。こうした状況を背景に、米金融当局は政策の焦点をインフレに明確に移すことが可能になった。

一方、30日発表される8月のインフレ調整後の個人消費支出(PCE)は前月比0.5%増加すると予想されており、この通りなら1年余りで最大の伸びとなる。

これには米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標も含まれる。PCE価格指数と、エネルギーと食品を除くコア指数はいずれも、8月に前月比で伸びが加速すると見込まれている。

投資家はこうした統計を受け、米金融当局が今月の利上げに続き、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合でも追加利上げに踏み切るかどうかを見極めることになる。現時点では、来月に0.25ポイントの利上げが実施されるとの見方が優勢だ。

ブルームバーグ・エコノミクスのアナ・ウォン、アンドリュー・サッチャー、エリザ・ウィンガー各氏は「2カ月分のデータを見る限り、7-9月(第3四半期)も消費は底堅さを維持し、実質消費は年率3%を超える伸びとなる見通しだ。個人所得は0.5%増(前月0.4%増)に加速した可能性が高く、消費を支えている」と分析した。

原題:US Hiring Appetite Is Healthy as Economy Powers Ahead: Eco Week(抜粋)

--取材協力:Brian Fowler、Laura Dhillon Kane、Monique Vanek、Robert Jameson、Piotr Skolimowski、Mark Evans.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.