(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、イランが提示した7日間の停戦案を拒否し、11月の米中間選挙後にイランへの攻撃を再開する考えを側近らに伝えた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、匿名の米当局者の話として報じた。
WSJによると、トランプ氏は自身の要求にイランが応じる意思があるのか懐疑的になっている。7カ月に及ぶ紛争の解決に向けて両国が断続的に進めてきた交渉は、幾度も決裂しており、今回のトランプ氏の拒否で打開への道筋が再び阻まれた。
両国は現在も、仲介者を通じてイランの核開発計画などを巡る交渉を続けている。ただ、米国はイラン側と仲介者に対し、トランプ氏には海上封鎖を解除する考えはないと伝えたという。
同紙によれば、トランプ氏の考えは今後数週間で変化する可能性もあり、中間選挙の結果にも左右され得る。トランプ氏がどの程度の規模の対イラン攻撃を検討しているかは確認できなかったとしている。
事情に詳しい関係者によると、米国とイランの交渉担当者は、イランがホルムズ海峡の通航を再開させ、米国がイランの港湾封鎖を解除する段階的な合意を模索していた。これは、両国が6月に交わした覚書に似た内容だった。当時の覚書は不安定ながらも停戦につながったが、数週間後には崩壊した。
イランのペゼシュキアン大統領はニューヨークで開かれた国連総会で演説し、制裁と米国による封鎖が続く限り、ホルムズ海峡での航行の自由は認めないと表明。経済発展を目的に核技術を開発する権利も放棄しないと述べた。
トランプ氏は今週、米当局者がニューヨークでイランの代表団と「非常に良い」協議を行ったと述べたが、発言は国連総会での演説とは対照的だった。トランプ氏は22日の演説で、イラン指導部が合意に応じなければ同国を壊滅させると、あらためて警告した。
原題:Trump Rejects Iran’s Seven-Day Ceasefire Proposal, WSJ Reports(抜粋)
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