(ブルームバーグ):英銀HSBCホールディングスは、香港の一部行員を対象に会員制クラブ加入費を最大20万香港ドル(約400万円)補助する制度を廃止する。香港で進める福利厚生制度見直しの一環だ。
内部文書によると、中堅行員を対象に香港の会員制クラブ加入費の50%を負担する制度を12月31日で終了する。一方、HSBCの香港部門と恒生銀行では2027年から、新規採用者に現在の行員と同じ生命保険の保障内容を適用しない。
恒生銀行とHSBCの香港部門では、住宅ローンの優遇措置や医療保障、生命保険などの福利厚生も統一する。
HSBCの広報担当者は電子メールで「従業員への投資を他社並みの水準で進めることに注力している」と説明。「香港のHSBCと恒生銀行の従業員には幅広い学習・能力開発の機会と、他社並みの福利厚生を提供している」とした。
ジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)の下、HSBCは事業再編とコスト削減を進めている。欧州と米国の株式資本市場業務とアドバイザリー業務から撤退し、ほかの部門も縮小している。1月に買収を完了した恒生銀行との統合も進めている。
HSBCは今月、香港の新規採用者と香港に赴任する幹部を対象に、長年続けてきた学費補助を廃止した。学費の95%を補助し、年間の上限は小学生1人当たり22万香港ドル、中等学校の生徒1人当たり30万香港ドルだった。
香港の会員制クラブの多くは入会金や年会費が高額で、入会待ちが長期に及ぶ。社交やビジネス、余暇の拠点として利用され、大規模なスポーツ施設を備えるクラブもある。
原題:HSBC Scraps $25,000 Members Club Perk for Hong Kong Bankers(抜粋)
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