欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は24日、イラン戦争によるエネルギーショックは当初の想定より長期化しており、原油以外にも広がっているとの見方を示した。

シュナーベル氏は「当初は、これは短期間で終わる出来事なのではないかという疑問がまだあった。しかし残念ながら、はるかに長く続くものだということが分かった。原油だけではない。ディーゼルも、ガスもそうだ」と語った。

イラン戦争を巡り、ECB内では根強い懸念がある。戦争の影響で、すでにインフレ率は目標の2%を大きく上回っており、景気が底堅く推移する中、一部のアナリストはインフレ率が今年後半に4%に達するとみている。

原油価格の上昇と米国の景況感調査の改善を受け、短期金融市場は23日、中銀の利上げ観測を拡大した。現在は、ECBが2027年終盤までに0.25ポイントの利上げをさらに4回実施すると織り込んでいる。

ECB政策委員会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は23日、物価上昇率が3%前後にとどまるとするECBの予測について「不安を感じている」と述べ、エネルギーコストの上昇が他の物価に波及すれば、当局者は行動を取る必要があるとの考えを示した。ナーゲル・ドイツ連銀総裁は22日、金利を「緩やかな引き締め領域」に引き上げる必要が生じる可能性があると述べた。

原題:ECB’s Schnabel Says Energy Shock Is ‘Much More Persistent’(抜粋)

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