欧州経済は予想以上に底堅く、追加の金融引き締めが必要になった場合でも、さらなる金利上昇に耐えられる。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのコッハー・オーストリア中銀総裁がこうした見方を示した。

コッハー氏はオーストリア紙クリアに対し、「幸い、夏以降の欧州経済には、やや勢いが増していることを示す兆候が強まっている」と発言。23日に発表された9月の総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)の改善や製造業の回復を挙げた。

一方で「経済情勢は依然として不安定だ」とも指摘。「必要な金利調整は行う一方、不必要な変更は避ける」と述べた。

「これまでも述べてきたように、利上げは常に総需要を抑えるため、言うまでもなく好ましいものではない」と説明。「当然ながら、追加利上げなしに2%のインフレ目標を達成できるのが望ましい」と語った。

ECBは既に2回利上げしており、追加利上げも広く予想されている。市場は今回の引き締め局面で、さらに3回の利上げを織り込んでいる。

政策委メンバーの中では通常、タカ派寄りとされるコッハー氏だが、今後の政策について明言を避けた。

「不確実性が非常に高く、中東情勢による物価上昇圧力もあるため、会合ごとに状況を改めて評価する」と述べた。

原題:Europe Economy More Robust Than Anticipated, ECB’s Kocher Says(抜粋)

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