欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行(中銀)総裁は22日夜、経済成長を抑制する水準まで金利を引き上げる必要が生じる可能性があるとの考えを示した。

ナーゲル氏は訪問先のロンドンで、「このようなエネルギー価格の高止まりが長期化する状況に直面した場合、金融政策を緩やかな景気抑制領域に移行しなければならない可能性を排除できない」と述べた上で、そうなるかどうかを判断するのは時期尚早だと指摘した。

ECBは2回の利上げを経て引き締めを継続すると広く予想されており、市場は今回の利上げ局面であと最大3回の利上げを織り込んでいる。ユーロ圏のインフレ率は3%を上回り、ECBが目標とする2%をさらに1年間上回ると予想されている。

ナーゲル氏は、ドイツなどで今後予定される賃金交渉に言及し、「私が、あるいはわれわれが懸念しているのは、これが二次的影響につながる可能性があることだ」と語った。

「これが長期化すれば二次的影響が出てくることは、誰もが分かっている」とし、そのため「われわれは警戒を怠ってはならない」と強調。「このような状況でわれわれが言っているのは、まさにそのことだ。そして約束できるが、われわれは警戒している」と説明した。

原題:Nagel Says ‘Vigilant’ ECB May Need Mildy Restrictive Rates(抜粋)

--取材協力:Lucy Meakin.

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