(ブルームバーグ):中間選挙を数週間後に控えた米国で、与党共和党の上院議員がトランプ一家の金融取引を調査するよう求めている。ドナルド・トランプ・ジュニア氏の証言要求を含め、トランプ大統領と明確に一線を画した。
ユタ州選出のカーティス上院議員は、上院司法委員会の指導部への書簡で今回の要求を明らかにした。第2次トランプ政権下で共和党議員が大統領個人に向けた批判としては、これまでで最も強いものとなる。他の共和党上院議員はイランとの戦争やその他の政策を批判してきたが、大統領またはその家族が公職を私的利益のために利用したかどうかについて、現職の共和党上院議員が正式な調査を求めた例はない。
中間選挙は11月3日に迫っている。生活費高騰に対する有権者の不満は強まり、出口の見えない戦争が続く中で、トランプ氏の職務遂行に対する支持率は低下の一途をたどっている。一部の民主党候補からは、大統領の汚職疑惑と、共和党が米国民の経済的苦境に対処していないとの批判を結び付ける動きも見られる。
カーティス議員の書簡は、大統領との関係が「国内外の利害関係者による私的な金銭的利益、優遇措置、あるいはアクセス獲得のため」にどのように利用されているかを調べるよう司法委員会幹部に求めた。具体的には、トランプ・ジュニア氏が暗号資産事業で多額の利益を得ていることや、ロシアのオリガルヒが費用を負担した豪華な結婚式の祝賀行事に言及した。
カーティス議員(66)はまた、バイデン前大統領が公職に就いていた、あるいは選挙に立候補していた時期に、息子のハンター・バイデン氏が外国の利害関係者と重要なビジネス上のつながりを得ていたことを巡る疑惑も取り上げた。
ホワイトハウスとトランプ・ジュニア氏の代理人にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。ハンター・バイデン氏の作品を扱う画廊も、コメントを求める電子メールに直ちに返答しなかった。
米上院司法委員会の報道官は、カーティス氏の書簡を受け取ったと述べる一方、年内に公聴会を開催できる日は限られており、調査を目的とする公聴会は日程が決まるまでに数カ月から数年にわたる準備を要することが多いと付け加えた。
原題:Republican Senator Calls for Investigation Into Trump Family (1)(抜粋)
--取材協力:Jennifer A Dlouhy.
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