ソフトバンクグループが計画する社債発行に対し、200億ドル(約3兆1500億円)を超える初期需要が集まっていることがわかった。事情に詳しい関係者が明らかにした。OpenAIへの投資資金の調達を支えるための起債で、過去最大級のジャンク債発行となる可能性があり、投資家は記録的な高利回りが提示されると見込み、買いに動いている。

関係者によると、この潜在的な需要は投資家が示した初期段階の拘束力のない購入意向を反映したもので、24日に予定されている発行条件の決定を前に、需要を測る最初の目安となる。

別の関係者は21日、ソフトバンクが今回の起債で、100億ドルのドル建て債と10億ユーロ(約1800億円)のユーロ建て債を発行し、合計で110億ドル超相当の調達を目指していると明らかにした。発行規模に上限はなく、最終決定はまだ下されていないという。

ソフトバンクの担当者は、問い合わせに対し「今回の起債では100億ドルのドル建て債と10億ユーロのユーロ建て債を提示した。非常に多くの需要があり、起債は極めて順調に進んでいる。発行規模に関するそれ以外の情報は、現時点では全くの臆測であり、発行額を増やす計画はない」と電子メールで回答した。

孫正義氏

孫正義最高経営責任者(CEO)率いるソフトバンクグループは、OpenAIに650億ドル近く投資する方針を示しており、その他のAI分野と合わせ、世界最大級のAI投資家となっている。AIがもたらす可能性とリスクが、世界の市場で大きな変動要因となる中、ソフトバンクのジャンク債発行は、AIに対する投資家心理を測る大きな試金石となる。

事情に詳しい別の関係者によると、ソフトバンクと主幹事銀行は、今回の起債で想定される発行条件について投資家の意向を探っていた。ドル建て債で最も年限の長い7.5年債は利回り約10%、ユーロ建て債で最も年限の長い6年債は、利回り8%台半ばで検討されている。

仮にこの水準で発行条件が決まれば、それぞれの通貨・年限で過去最高の利回りとなる。ただ、当初価格目安はまだ提示されておらず、詳細は変更される可能性がある。当初価格目安も、必ずしも最終的な発行条件と一致するわけではない。

関係者によると、ソフトバンクは21日に世界の投資家向けに説明会を開き、22日も引き続き説明会を行う。

ドル建て債では、シティグループが主幹事兼共同グローバル・コーディネーターを務め、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーも共同グローバル・コーディネーターを務める。ユーロ建て債では、JPモルガンが主幹事に加え、ゴールドマン、ドイツ銀行とともに共同グローバル・コーディネーターを務める。

原題:SoftBank Draws Over $20 Billion of Early Interest in Junk Bond(抜粋)

(4段落目以降に詳細情報を加え更新します)

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