21日の欧州債市場では、ドイツ10年債利回りが4カ月ぶりの大幅低下に向かっている。ホルムズ海峡を通じた原油輸送が底堅く推移していることや、米国とイランの戦争終結に向けた外交努力に対する楽観もあり、原油とガスの価格は下落している。

北海ブレント原油先物は1バレル=100ドルを割り込んだ。同水準を下回るのは、今月9日以来。ドイツ10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.45%となった。

フランス債はアウトパフォームし、10年物のドイツ債との利回り差を3bp縮めて101bpとした。イタリアは新発12年物グリーンボンドの発行に向け銀行団に委託した。

短期金融市場で織り込まれている欧州中央銀行(ECB)の利上げ見通しは大きく後退し、10月末までに12.5bp、年内に35bp、来年末までに81bpとなった。

株式はストックス欧州600指数が2カ月余りで最大の上げ。原油・ガス価格の下落でインフレ懸念が後退したほか、今週の米中首脳会談を巡る楽観がリスク志向を押し上げた。

同指数は1%高で引け、7月2日以来の大幅上昇。銀行株の上昇が目立ち、フランスのソシエテ・ジェネラルは1.8%高。利益見通しを上方修正し、配当金を引き上げる計画も発表した。

一方、デンマークの製薬大手ノボノルディスクは7.7%安。今後数年間に5つを超える大型薬を発売し、新たに230億ドル(約3兆6100億円)超の売上高を生み出す方針を示したものの、より具体的な材料を求めていた投資家の失望売りに見舞われた。

9月21日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Advance Most Since July as Energy Prices Cool(抜粋)

Bunds Set for Biggest Jump Since May: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

--取材協力:Michael Msika、Sagarika Jaisinghani.

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