米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は20日、インフレ率は依然として高過ぎるとし、イランとの戦争に伴う原油価格の上昇を超えて、物価上昇圧力が広がっているとの認識を示した。

カシュカリ総裁はFOXニュースの番組で、「米国民が日々感じているインフレは、原油価格だけの問題ではない。経済のあらゆる分野に及んでいる」と述べた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は15-16日の会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを全会一致で決定した。利上げ実施は2023年以来。5年以上にわたってFOMCの目標である2%に達していないインフレを抑える狙いがある。

米金融当局者の間では、中東での紛争や関税の影響を受ける分野だけにとどまらず、インフレが広がっているとの懸念が強まっている。カシュカリ総裁は、サービス分野にもインフレの兆候があると指摘。インフレ率を目標まで低下させるのはFOMCの役割であり、そのための手段も備えていると述べた。

カシュカリ総裁は7月、政策金利の据え置き決定に反対した3人の当局者の1人で、その時点で利上げを主張していた。利上げが遅過ぎればインフレが定着し、より積極的な対応を迫られる恐れがあると警告していた。

同総裁は、地政学的な紛争や貿易問題にもかかわらず、米経済は非常に底堅く、労働市場も引き続き堅調だとの認識を示した。

カシュカリ総裁は「こうした紛争の一部が沈静化するにつれ、成長が本格的に勢いを増し、インフレ率が低下することを期待している」と述べた。「ディスインフレが進めば、FOMCの仕事はかなり容易になる」と続けた。

原題:Fed’s Kashkari Says Inflation Reaching All Corners of US Economy(抜粋)

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