(ブルームバーグ):米アンソロピックは、早ければ11月の株式上場に向けて準備を続ける中、今年の年換算売上高が1000億ドル(約15兆7000億円)を超える見通しだ。事情に詳しい関係者の話として米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。
短期間の実績から年間売上高を推計する指標のランレートは今年に入って急増している。法人顧客の間で、コーディングやその他の業務を効率化するため、同社のAIソフトウエア「Claude」を活用する動きが広がっている。
同社は新規株式公開(IPO)の計画を進める一方、AIによる壊滅的な被害の可能性を巡る社会の懸念の高まりにも直面している。ダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は19日、今後のAIモデルの進歩を減速させるよう求める大手AI企業の新たな呼びかけの口火を切った。
アンソロピックはコメントを控えた。
ブルームバーグ・ニュースの以前の報道によると、アンソロピックの売上高のランレートは7月末までに650億ドルに達し、2025年末の90億ドルから増加した。
売上高の劇的な伸びは、アンソロピックの株式上場計画を後押ししている。同社とOpenAIは株式公開に向けた書類を非公開で提出している。
ロイターは今月、アンソロピックが早ければ10月半ばにIPOの投資家向けマーケティングを開始し、11月の米中間選挙の数日前に上場を完了する見通しだと報じた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)も18日、事情に詳しい匿名の関係者の話として、アンソロピックが11月にIPOを実施する計画だと報じた。
原題:Anthropic Sales Near $100 Billion Before November IPO, NYT Says(抜粋)
--取材協力:Natasha Mascarenhas.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.