(ブルームバーグ):17日の原油相場は続落。中東での供給混乱が一部緩和する兆しが引き続き材料視された。一方、戦争に伴う需給逼迫(ひっぱく)がなお続く可能性も意識されている。
北海ブレント11月限は前日比1.01ドル(1%)安の1バレル=104.82ドル。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)10月限は52セント(0.5%)安の101.91ドルで終了した。
前日に、サウジアラビアが東西横断の石油パイプラインについて、輸送能力のおよそ半分を数日以内に回復させることを目指していると報じられた。これを受け、原油供給減少への懸念が一部和らいだ。
中国はサウジからの要請を受けて、イエメンの親イラン武装組織フーシ派を抑制するための協力をイランに求めた。ロイター通信が伝えた。
ただ、CIBCプライベート・ウェルス・グループの上級エネルギートレーダー、レベッカ・バビン氏によると、需給は依然として逼迫し、それが原油相場を下支えしている。米国とイランの戦争が中東のエネルギー供給を妨げ、ロシアとウクライナの紛争も長期化する中、リスクはなお多い。
状況がさらに悪化する可能性もある。トランプ米大統領はアクシオスに対し、来週ニューヨークで予定されている湾岸諸国首脳との会談を前に、イランへの攻撃を再び激化させるかどうかについて「大きな決断」が近づいていると述べた。

この日の原油相場下落には、最近の上昇を受けた利益確定売りも一部影響している。
ASグローバル・リスク・マネジメントのチーフアナリスト、アルネ・ローマン・ラスムセン氏は「原油と石油製品全般で押し目買いの好機とみている」と指摘。「価格は下落したが、根底にある供給リスクがなくなったわけではない」と述べた。
原題:Oil Dips Amid Saudi Pipeline Repairs, Supply Concerns(抜粋)
(最終2段落とチャートを追加して更新します)
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