中国は、米国産大豆の年間購入目標の半分以上を達成した。習近平国家主席の訪米を前に、世界二大経済大国の貿易関係にとって明るい材料となっている。

中国の国有商社は先週、米国産大豆を少なくとも100万トン購入。今シーズンの購入量は計1300万トン近くに達した。メディアに話す権限がないとして、匿名を条件に、複数の関係者が語った。米政府によれば中国政府は2028年まで年間2500万トンを購入すると約束している。

この目標は、米中が昨年合意した貿易休戦の一環として掲げられている。トランプ大統領の2期目の就任当初は、両国が相次いで関税を課したことで農産物の貿易がほぼ停滞していたが、この合意を受けて取引は回復した。

習氏とトランプ氏は今月下旬、今年2回目となる首脳会談を米国で行う予定。ホワイトハウスが5月に明らかにしたところによると、中国は大豆の購入に加え、米国産農産物を少なくとも170億ドル(約2兆6000億円)購入することも約束しており、26年分については期間に応じて案分される。

米農務省は先週、26-27販売年度の中国向け大豆の販売量が60万トン超と発表した。14日には販売の報告はなかった。

シカゴ市場の大豆先物は14日、一時1%上昇。前週の急激な下落から反発した。

輸出増加を受け、大豆価格は23年以来の高値となっており、収穫期を目前に控えた米国の農家に追い風となっている。一方、米国などでバイオ燃料の混合義務が引き上げられたことも、国内での大豆加工需要を押し上げている。

フューチャーズ・インターナショナルのコモディティー販売担当ディレクター、ジョー・デービス氏は、相場の上昇を維持するには購入が続く必要があると指摘した。AIを巡る競争から台湾への武器売却に至るまで、他の問題を巡る米中間の緊張が高まる中、長期的な貿易の先行きにも不透明感は残る。

農務省のデータによると、直近1週間の米国産大豆の出荷量は4月以来の高水準で、中国が最大の輸出先となった。

ストーンXのアナリスト、マイク・キャッスル氏はリポートで、輸出について「秋に向けて積み上がった受注分に対応する上で、心強い兆候だ」と指摘した。

農務省は11日に公表した9月の報告で、アナリストの予想に反して、大豆の生産量と単位面積当たりの収穫量の予想を引き上げた。

最大の農業協同組合のCHSは14日、ウィスコンシン州エバンズビル近郊に7億ドルを投じて大豆搾油工場を建設する計画を発表した。今年着工し、28年秋の完成を目指している。同組合は、旺盛な需要と政策面での追い風が「米国で大豆加工能力を増強する必要性を一段と高めている」と説明した。

原題:China Passes Halfway Mark of US Soybean Pledge Ahead of Xi Visit(抜粋)

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