(ブルームバーグ):国内投資ファンドのインテグラルが、「純正ごま油」で知られるかどや製油に対し、1株2514円で株式公開買い付け(TOB)を実施して、かどや製油を非公開化する。かどや製油は賛同を表明し、一般株主に対して応募推奨した。一方で、対抗提案が出る可能性にも言及している。
インテグラルとかどや製油が14日夜、発表した。発表資料によると、TOB期間は15日から10月30日まで。買い付け株数の下限は50.09%とし、上限は設けない。計約16.5%を保有する創業家はTOBに応募せず、非公開化後も株主として残る。TOBによるインテグラルの出資額は580億円程度となる。
15日のかどや製油株は、一時前日比14%高の2754円まで上昇した。インテグラルのTOB価格を大きく上回り、上場来高値を更新した。

かどや製油の現在の筆頭株主は三菱商事(26.88%)、2位株主が三井物産(21.92%)で、両社がTOBに応募せず、自己株買いに応じるという協力をした場合、インテグラルは一般株主のTOB価格を最大1株2760円まで引き上げる。一方で、買い付け株数の下限は引き下げる。9月14日のかどや製油株の終値は2419円だった。
今回の非公開化の経緯について、かどや製油は2025年9月にある事業会社から買収の打診を受けたことがきっかけだったと明かしている。買収プロセスには創業家と組んだインテグラルのほか複数社が参加。かどや製油はインテグラルの案が最良と判断したが、並行して現在も事業会社1社が法的拘束力のある提案を検討中で、ファンド1社がデューデリジェンス(資産査定)を進めているとしている。
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