安保環境の変化…置き去りの基地議論

藤森祥平キャスター:
長年、沖縄県知事選を取材されている星さん、終わってみれば古謝さんの圧勝でした。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
そうですね。今回は辺野古の基地問題が既成事実化していることもあり、若い人を中心に経済重視を唱えた古謝さんへ多くの票が流れたというのが全体の構図でしょう。ただ、古謝さんには知事として、沖縄の分断や対立を少しでも解消するような県政を進めてもらいたいと思います。
小川彩佳キャスター:
今回の選挙では、基地問題はかつてほど最大の争点にはならず、割合も21%にとどまりました。そうした中で、今後の基地問題について、玉城さんは「スパスパッと進んでいくのではないか」とおっしゃっていましたが、実際にはどうなっていくのでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター 星さん:
まず、日本全体が日米安保による平和を享受している一方で、その負担の多くを沖縄に押し付けているという現状を日本全体として考える必要があります。

それから、辺野古の基地が完成するのは約10年かかると言われており、兆単位のお金もかかります。
しかし、最近のウクライナやイランの戦争を見ると、軍事技術の進歩は非常に早いため、将来的に海兵隊が果たして本当に必要になるのか、もしかしたら壮大な無駄になるのではないかとも言われています。
そうした点も含めて、国と沖縄県にはもっと柔軟にこの問題に取り組んでもらいたいです。