(ブルームバーグ):8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数の前月比の伸びが市場予想を上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の会合で利上げを実施する論拠が強まった。
CPI統計に関する市場関係者の見方は以下の通り。
◎ロンバー・オディエ・インベストメント・マネージャーズのフロリアン・イエルポ氏:
全体として、今回の統計は市場に大きな影響を与える内容ではない。市場が恐れていたようなインフレ統計ではないが、米国のインフレを巡る議論に決着をつける内容でもない。
◎ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ氏:
FRBが来週利上げする保証はないが、金利据え置きをどう正当化できるのか想像しにくい。
◎シュローダーのグローバル経済責任者デービッド・リース氏:
FRBは政策対応で後れを取っている。FRBは来週利上げに踏み切り、米国の短期借り入れコストを制御可能な範囲で上昇させるか、何もせず、長期借り入れコストが制御不能な形で上昇するリスクを冒すかの選択を迫られている。
◎LPLファイナンシャルのジェフ・ローチ氏:
市場は連邦公開市場委員会(FOMC)が来週25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げに踏み切ると予想しているが、その影響は限定的となる可能性がある。2022-2023年の利上げ局面と同様、経済活動に占める金利の影響を受けにくい分野の割合が高まっている。
◎バンク・オブ・ナッソー1982のチーフエコノミスト、ウィン・シン氏:
これでは、インフレ率を2%に戻すというウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の基準を満たしているとは言えない。市場がFRBの手足を縛っている。
◎ナティクシス・ウェルス・マネジメントのベノワ・ペロワーユ最高投資責任者(CIO):
今回のデータはFRBによる来週の利上げを正当化する。株式市場が知りたいのは長期金利がどこに向かうのかということであり、この日のデータは何ら新たな材料をもたらしていない。
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