11月に行われるアメリカの中間選挙に向けて、与党・共和党が党大会を開催しました。異例となるこのタイミングでの党大会。目的はどこにあるのでしょうか?
涌井文晶 ワシントン支局長
「中間選挙前としては初めてとなる共和党大会。トランプ大統領がステージ上に姿を見せました」
アメリカ トランプ大統領
「中間選挙前に開かれる史上初の党大会にようこそ」
11月に迫った「中間選挙」。与党・共和党が上下両院で多数派を維持できるかが焦点ですが、劣勢も指摘されています。
1時間50分近くに及ぶ演説で、共和党への投票を訴えました。
アメリカ トランプ大統領
「私が出馬していると思って、もう一度、投票に行ってほしい」
党大会は大統領選挙の年に開くのが通例。中間選挙にあわせて開催した狙いはどこにあるのか。
涌井文晶 ワシントン支局長
「これまでの中間選挙、実績で見ても、トランプ大統領の支持層が大統領選のときに比べて投票に行く割合が非常に低い。自身の支持基盤に確実に投票に行ってほしい、そういう思いがあって、それを訴えるために共和党大会を開いたというふうに考えています」
会場のあちこちにはトランプ氏の写真が飾られていたほか、公式グッズとして、メード・イン・USAのMAGAキャップなども販売。支持者を盛り上げる工夫が。
トランプ大統領の支持者
「党大会は、人々(支持者)に投票に行くよう呼びかけるもので、良いことです」
ただ、トランプ政権の支持率はイラン攻撃の混迷や止まらない物価高を背景に過去最低の水準。トランプ氏を前面に押し出す戦略では無党派層が離れていくおそれも。
そんななか、票の積み上げに向け、新たな“公約”も打ち出しました。
アメリカ トランプ大統領
「共和党が勝利すれば、あなたたちもともに勝利し、5000ドルを受け取る。『トランプ配当』と呼ばれることになるだろう」
上下両院で共和党が多数派を維持すれば、成人の国民1人あたり5000ドル=およそ77万円の「トランプ配当」を出すとしていますが…
涌井文晶 ワシントン支局長
「5000ドルの配当金は財源の裏付けも明らかではないし、詳細の仕組みも説明しませんでした。手詰まり感が表れた、苦し紛れの発言というふうに見えました」
トランプ政権を支える与党・共和党にどのような審判が下されるのでしょうか。
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