片山さつき財務相は8日の閣議後会見で、足元の為替動向に関し、為替市場への対応方針は「日米協調介入を実施した時から一切変わっていない」と語った。

片山財務相は、米財務省と緊密な意思疎通を図りながら「秩序ある為替相場の維持に取り組んでいく」とも話した。為替の具体的な水準については言及を控えるとした。

同日午前の円相場は対ドルで一時153円10銭台まで上昇、2月以来の高値を更新した。日本銀行の利上げ加速や国内の年金資金による円債買い増しへの思惑などがきっかけとなり、これまでに積み上がった円売りポジションを解消する動きが続いている。先週2日には一時160円39銭まで下落していた。

片山さつき財務相

午前11時9分現在、153円20銭台で推移。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産配分見直しを巡る観測も円を支えている。

片山財務相は、先週米国で行われた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席し、合間にベッセント米財務長官とも個別会談した。G20後の会見で片山財務相は、7月末の日米協調介入が国際金融市場の安定に資するとの認識を米国と共有していると述べた。

政府・日銀は8月26日までの1カ月間で、月次ベースで過去最大となる15兆3993億円の為替介入を実施した。7月31日のニューヨーク市場で行った日米協調介入も含まれる。

他の発言

  • 消費減税の財源、市場の信認を得られるよう特例公債に頼らず確保
  • 市場の信認に配慮しつつ、通年の国債発行額を具体化-来年度予算
  • 今までの補正予算依存の財政運営から脱却する

(片山財務相発言の詳細を加えて更新します)

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