フランスは、ウクライナに防空システム「SAMP/T」を供与する計画を予定通り進めている。大統領府当局者が7日、記者団に明らかにした。

マクロン大統領は先月、SAMP/Tを指すとみられる迎撃システムを追加供与すると表明していた。ロシアによる空からの攻撃が激しさを増す中、防空体制の強化を求めるウクライナ政府の要請に応じる形だ。

政府の規定に従い匿名を条件に語ったフランス当局者は、フランスとドイツ、英国の高官が6日にウクライナを訪問したことを受けて発言した。同当局者によると、欧州側への米当局者の話では、ロシア政府は9月末の議会選挙後、ウクライナとの新たな交渉を開始する意向を示しているという。

戦場や将来の和平交渉でウクライナがより有利な立場に立てるよう、欧州はウクライナの防衛力強化を図っている。

フランス大統領府は7月、SAMP/T2基をウクライナに配備すると発表。2027年から改良型が利用可能になれば、2基は返還される。

フランスとイタリアは同月、両国が共同生産するミサイル「アスター30」の供給を10月までに加速することでも合意した。また、SAMP/Tで使用される同ミサイルをウクライナ国内で製造するためのライセンスも供与した。

さらにウクライナは同月、28ー29年までの運用開始を予定する仏航空機メーカー、ダッソー・アビアシオン製の戦闘機ラファール16機を購入する仮契約を締結。ウクライナは昨年、同戦闘機100機を取得する計画を明らかにしていた。

原題:France Says Plans to Send Air Defense Systems to Kyiv On Track(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.