8月の米雇用統計では、雇用者数が市場予想を上回って増加し、失業率は横ばいだった。労働市場には従来考えられていた以上の勢いがあることを示唆した。これを受けた市場関係者のコメントは以下の通り。

◎ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのイノベーターETF部門のティム・アーバノウィッツ氏:

この日発表の統計は強い内容だった。市場はまず反応し、詳しい分析は後回しにする可能性がある。ただ、労働市場のリバランスという大きな流れは依然として崩れていないと投資家は認識するとみている

◎モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのエレン・ゼントナー氏:

インフレ指標が予想を下回れば、連邦準備制度理事会(FRB)は労働市場から発せられる潜在的なインフレのシグナルを、さほど重視しなくてもよいと判断する可能性が高い。

◎プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏:

今月もまた、米経済の底堅さを改めて示す内容となった。米連邦準備制度理事会(FRB)にとって、インフレが引き続き最大の懸念事項だとの見方を揺るがす材料はほとんどない。

◎eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏:

投資家が労働市場をどう捉えるにせよ、連邦準備制度理事会(FRB)はおおむね完全雇用と整合的だとみており、この日の雇用統計はその見方をさらに裏付ける可能性が高い。FRBから見れば労働市場は底堅さを保っており、それは依然としてインフレの方が大きな問題であることを意味する。

◎ウィズダムツリーの投資戦略責任者、ケビン・フラナガン氏:

今回の雇用統計は、労働市場のデータが利上げの妨げには全くならないことを示した。物価統計が最大の焦点となり、その結果が金利判断を左右する。

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