我が子3人を殺害した母親の裁判がアメリカ社会で大きな議論を呼んでいます。「産後の精神疾患」により責任能力がなかったとして無罪を主張する被告。精神的に追い詰められ、我が子を殺害した母親はどのように裁かれるべきなのか。「産後の支援があれば防げたはず」。市民の間には被告に連帯する動きも広がっています。

法廷で泣き声あげる被告 5歳、3歳、8か月の我が子殺害した罪

全米が注目する裁判の被告人はリンジー・クランシー(36)。我が子3人を殺害した罪に問われています。

事件が起きた2023年1月、子どもたちの年齢は5歳と3歳で一番下のカランちゃんは生後8か月でした。

法廷で泣き声を上げ、机に突っ伏すクランシー被告。

この裁判がアメリカで大きな議論を呼んでいるのは、出産後、精神的に追い詰められていたクランシー被告に多くの人たちが共感しているからです。

クランシー被告は3人目のカランちゃんを出産後、不眠やうつ症状に苦しむようになったといいます。

医師の治療を受けていましたが、改善せず、事件の2か月前には日記に苦しみを綴っていました。

クランシー被告の日記
「自分がどうなっているのか分からない。助けが欲しい」