(ブルームバーグ):米エヌビディアの時価総額は27日に4420億ドル(約70兆円)増加し、個別銘柄の1日当たりの伸びとしては、史上2番目の大きさを記録した。
同社の株価は8.7%上昇し、2025年4月以来の大幅高。今回の時価総額の増加額を上回るのは、1カ月足らず前に好調な決算を受けて4500億ドル増加したマイクロソフトだけだ。エヌビディアの時価総額は約5兆5000億ドルで、世界最大。

27日の株価上昇は、エヌビディアが示した力強い見通しを受けたものだ。AI関連の成長が依然として勢いを維持しているとの安心感を投資家に与えた。
エヌビディアによると、次の会計年度の売上高は約70%増加する見通し。45%前後の伸びを見込む市場予想を大きく上回るポジティブサプライズで、同社をAI時代の中心銘柄に押し上げたAIブーム初期を想起させた。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)は、エヌビディアの「驚異的な」業績見通しについて、「現在の予想を1000億ドル余り上回る可能性を示唆している」と指摘。JPモルガンはエヌビディアの見通しについて、市場予想を大幅に上回ったにもかかわらず、依然として控えめである可能性が高いと指摘。「見通しは供給制約を受けていると明確に説明しており、制約のない需要は大幅に上回るペースで推移している」とした。
27日の時価総額の増加額は、S&P500種株価指数構成銘柄のうち、ごく一部を除く企業の時価総額を上回る。エヌビディアは時価総額が巨大なため、株価が比較的小幅に動くだけでも、時価総額は数百億ドル規模で変動する。
マイクロソフトが記録を更新する前は、エヌビディアが時価総額の1日当たり増加額で過去最大の記録を持っていた。トランプ米大統領が昨年4月に90日間の関税停止を発表したことを受け、4400億ドル増加した。
エヌビディアは、時価総額の1日当たり減少額でも史上最大の記録を持つ。中国のAIモデル「DeepSeek(ディープシーク)」を巡る懸念が広がった際、1日で約6000億ドルが失われた。
原題:Nvidia Adds $442 Billion in Second Biggest Ever Stock Surge(抜粋)
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