(ブルームバーグ):中国は23日、米国とイランが外交的な手段を通じて戦争終結を実現することを引き続き支持するとの声明を公表した。
声明は1週間前の中国とイランの会談に関するもので、米国がイランと経済的な取引を行う相手を罰する制裁措置を発表する直前のタイミングで公表された。
中国外務省が公表した声明によると、苗得雨外務次官は17日、北京でイランのガリババディ外務次官と会談し、「中国は中東情勢を注視しており、和平協議の促進に積極的に注力している」と述べた。中国外務省はそれまで会談の実施を明らかにしておらず、公表が遅れた理由も説明していない。
ベッセント米財務長官は24日、軍事作戦からイランの全面的な経済孤立へと軸足を移すことを狙った計画を発表する予定で、「同盟国にわれわれの側に付くのか、それとも敵に回るのか迫るつもりだ」と述べている。
中国はイラン産原油の大半を購入しており、2025年にはアラブ首長国連邦(UAE)に次ぐイラン第2の貿易相手国だった。UAEは最近、イランが自国領内に弾道ミサイルを発射したとして、イランとのあらゆる経済関係を断ったと発表した。
トランプ米大統領は19日、イランが自分との合意を結ぶ機会を逃したとして、米国として前例のない規模になるとする対イラン経済戦争の作戦を開始すると表明。これを受けて、中国政府は制裁や圧力では問題は解決しないと反論し、外交による解決を呼びかけた。
一方、イランはトランプ氏の威嚇について、前例のない規模の債務と急増する利払い費という米国自らの危機から目をそらすためのものだと主張した。
声明によると、ガリババディ氏は中国側に湾岸情勢の最新動向を説明し、イランの立場を伝えた。同氏は、イランは「外交交渉を通じた問題解決を続ける意思がある」とする一方、主権と安全保障上の利益を守るためには「断固として」行動すると述べた。
また「イランは中国とのさまざまな分野での協力を深め、二国間関係を前進させることを期待している」と表明。「イランは、中国が正義と公正さを堅持していることを評価しており、地域の平和と安定の維持で中国がより大きな役割を果たすことを望んでいる」としている。
原題:China ‘Actively Committed’ to Iran Talks With Tensions Rising(抜粋)
--取材協力:Colum Murphy、Josh Xiao.
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