(ブルームバーグ):資産家ケン・グリフィン氏率いるシタデルは、一時経営難に陥った米ヘッジファンド、シチュエーショナル・アウェアネスから引き取った株式ポートフォリオのうち、40億ドル(約6300億円)超を売却した。
グリフィン氏は、21日の投資家向け書簡で「これまでに取引先と緊密に連携し、当初のポートフォリオが抱えていたリスクの80%超を解消することができた。この過程で、100件近いブロック取引を実施し、その時価総額は合計40億ドルを超えた」と説明した。

シタデルは7月下旬、レオポルド・アッシェンブレナー氏率いるシチュエーショナル・アウェアネスから株式を買い取ることで合意した。同ファンドは銀行から相次ぎマージンコール(追加証拠金請求)を受けていたが、シタデルとの合意成立後、経営を安定させることができた。
グリフィン氏は書簡で「7月29日、シチュエーショナル・アウェアネスの保有資産の相当部分を取得するため協議に入った。この取引は同社のバランスシートを強化し、テールイベントが発生するリスクを軽減するものだった」と説明した。また、「われわれのチームは数時間のうちに、同社の世界各地にわたるポートフォリオを分析し、価格を算定した」と明らかにした。
シタデルの旗艦ヘッジファンド「シタデル・ウェリントン」は7月に5.94%上昇し、年初来のリターンは12.02%だった。シタデルの広報担当者は、投資家向け書簡についてコメントを控えた。
原題:Citadel Sold More Than $4 Billion of Situational Awareness Bets(抜粋)
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