米アンソロピックは、独自半導体の開発に乗り出すための基盤整備を進める中、アルファベット傘下グーグルのカスタム半導体プログラムの創設者の1人、アミール・サレク氏を採用した。

アンソロピックは21日、サレク氏がコンピューティング部門に加わると発表した。同氏は2022年までグーグルのテンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)事業を率い、第1世代から第7世代までのチップ開発を実現した。アンソロピックは、AIモデル「Claude(クロード)」を手掛ける。

アンソロピックは、エヌビディアやグーグル、アマゾン・ドット・コムなど複数の企業から半導体を調達しているが、最近では自社で半導体事業を立ち上げる意向を示している。サンフランシスコに本拠を置く同社は、この取り組みに向けた人材採用を開始し、求人情報も掲載している。

他のAI大手と同様、アンソロピックは事業拡大を支えるのに十分なデータセンターのインフラ確保を急いでいる。独自半導体を開発すれば、供給不足への対応に役立つ可能性があるほか、自社のニーズにより適した設計にすることも可能になる。

競合するオープンAIも、同様の取り組みを進めている。ブロードコムと共同開発した半導体を発表しており、今年後半に利用を開始する計画だ。

サレク氏はグーグル退社後、プライベートエクイティー(PE)会社サーベラス・キャピタル・マネジメントでシニア・マネジング・ディレクターを務めてきた。同氏はAI向けプロセッサー最大手のエヌビディアに勤務していた経験も持つ。

原題:Anthropic Taps Google Chip Veteran as Part of Push Into Hardware(抜粋)

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