(ブルームバーグ):8月第3週(17-21日)の債券市場では、長期金利への上昇圧力が継続する見込み。日本銀行の金融政策を巡る不確実性や財政拡張への懸念から売りが優勢となりやすい。
◎明治安田アセットマネジメント債券運用部の大﨑秀一シニア・ポートフォリオ・マネジャー
- 日銀が9月に利上げに踏み切っても、ターミナルレート(利上げ到達点)がどこまで上昇するのか不確実性が残る上、財政拡張への懸念もあり、積極的には買いづらい
- 長期金利には上昇余地があり、近い将来3%に達する可能性は十分ある
- 20年債入札は前回強かったので、今回も需要があるかもしれないが、入札後に持続的な買いが入ることはないだろう
- 新発10年国債利回りの予想レンジは2.7-2.95%
◎オリックス生命保険資産運用部の嶋村哲マネジング・ディレクター
- 夏季休暇明けの投資需要が期待できる一方で、9月以降の展開を警戒する動きが交錯し、「行って来いの展開」を予想
- 投資家が休みの間に金利上昇が進んだので、好機と見た買いが優勢で始まるだろう
- 過去最高水準の金利で迎える5年債入札は銀行勢の旺盛な需要が見込まれ、好調な結果に終わると予想
- 20年債入札も順調な消化を見込むが、9月以降の補正予算編成など財政運営への不透明感が超長期債の重しになり、流通市場での消化状況は芳しくないだろう
- 新発10年国債利回りの予想レンジは2.79-2.92%
国債入札
日銀買い入れオペ
主な材料
- 17日:4-6月期の実質国内総生産(GDP)速報値
- 19日:米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 (7月28、29日開催分)
- 20日:7月の貿易統計
- 21日:7月の全国消費者物価指数(CPI)
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