米アップルは、iPhone発売20周年に合わせ、引き続きガラス仕様のデザイン刷新を計画していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。同計画は中止されたとするアナリストのリポートを否定する内容だ。

開発内容が部外秘だとして匿名を条件に語った同関係者によると、アップルは来年、新たなガラス仕様のデザインを採用したiPhone Proモデルを投入する見通しだ。社内で「V73」「V74」と呼ばれるこれらの端末は、前面と背面にガラスを採用し、そのガラスが側面まで回り込むデザインとなる一方、中央には金属製のバンドが配置される予定だ。

同社は、2007年に発売した主力製品のiPhoneについて、人目を引く新デザインに取り組んできた。継ぎ目のないガラスデザインという構想は実現が難しいと判明したものの、当初のアイデアを発展させたデザインで来年、大きな反響を呼ぶと期待されている。

アップルの広報担当者はコメントを控えた。

関係者の1人によると、アップルの製品ロードマップに変更はなく、ジェフリーズのエジソン・リー氏が今週公表したリポートの内容を否定している。

同氏はサプライチェーン調査を根拠に、全面ガラス仕様のiPhone計画は中止されたと指摘。また、これにより高価格帯のスマートフォン投入に向けた取り組みが妨げられるとして、アップル株の投資判断を引き下げた。

10日のニューヨーク株式市場でアップルの株価は一時2.8%安となった。

新型iPhoneのデザインは通常、毎年秋の発表から約1年前の段階で固まる。そのため、2027年モデルの計画はすでに詳細なテスト段階に入っており、不測の事態が起きない限り、おおむね固まっていることになる。

iPhoneはアップル最大の収益源で、売上高の約半分を占める。足元では他の事業を上回る伸びを示しており、4-6月(同社第3四半期)のiPhone売上高は22%増加した。

原題:Apple’s Glass-Centric iPhone Stays on Track for 2027 Anniversary

(抜粋)

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