盲学校や国民学校でも「敵機を聞き分ける授業」

敵の飛行機を音で聞き分ける。戦況が悪化する中、これは国民全体にも求められました。

今でもその音を覚えている人がいます。

喜入キャスター
「当時のレコードの音があるので、一緒に聞いていただいてもいいですか」

視覚に障害がある 白畠庸さん
「これはB17ですか?」

喜入キャスター
「そうです。わかりますか」

視覚に障害がある 白畠庸さん
重々しい音がしますよね」

京都府に住む、白畠庸さん、90歳。

幼い頃に視力を失った白畠さん。盲学校の音楽の授業で、あのレコードを聞かされたといいます。

視覚に障害がある 白畠庸さん
『飛行機の音を聞かすからよく覚えとけ』と、蓄音機でかけて聞かせてくださいました」

喜入キャスター
「どんなことを思いましたか」

視覚に障害がある 白畠庸さん
「その頃はね、先生が言うことやから、そうせなあかんと思ったと思いますよ。嫌だとも思わなかったし」

当時、こうした授業は国民学校でも行われていました。

先生「この音はなんだ?」
生徒「カーチスホークP40であります」
先生「これは」
生徒「ボーイングB17であります」
(提供:神奈川県立図書館 / 「映画「戦ふ少国民」(1944年制作)より)