(ブルームバーグ):イーロン・マスク氏率いる米スペースXは4日、6月の大型新規株式公開(IPO)後で初めてとなる四半期決算を発表し、売上高が市場予想を上回った。
衛星、宇宙、AI事業を展開するスペースXの発表によると、4-6月(第2四半期)の売上高は78億ドル(約1兆2300億円)だった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の68億1000万ドルを上回った。
一方、4-6月期の設備投資は約184億ドルと、1-3月(第1四半期)の101億ドルから急増した。AI部門への支出が予想以上に膨らんだことが背景にある。
スペースXの株価は引け後の時間外取引で一時約5%下落した。通常取引では約10%上昇し、6月以来最大の上昇率となっていた。
今回の決算は、史上最大となる860億ドル規模のIPO以降、スペースXの株価が激しく変動した局面の節目となる。株価はIPO後の乱高下に加え、AI関連銘柄全般の売りを受けて下落し、時価総額はピーク時から1兆ドル超失われた。マスク氏も世界初となる「トリリオネア(資産1兆ドル以上の大富豪)」の地位を失った。
さらに先行きへの不透明感を強めているのが、1000億ドル超相当の株式が今週中に初めて売却可能となることだ。株価には一段の下押し圧力がかかる可能性がある。
一方、4-6月期の1株損失は9セントとなり、市場予想の24セントより赤字幅は小幅だった。
唯一の黒字事業である衛星インターネットサービス「スターリンク」の契約者数は、4-6月期末時点で1200万人となり、市場予想の1219万人を下回った。
AI事業の営業赤字は12億6000万ドルだった。ただ市場予想の23億9000万ドルの赤字より赤字幅は小さかった。
原題:SpaceX Falls After Higher AI Spending in Post-IPO Earnings (2)(抜粋)
(3段落目以降に設備投資などを追加して更新します)
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