きのう夜には円安を食い止めるために政府・日銀が為替介入を実施しました。円相場の乱高下が続いています。

それは、突然の出来事でした。きのう夜、外国為替市場で急激に円高方向へと進んだ円相場。

関係者によると、政府・日銀が円買いドル売りの為替介入に踏み切り、一時、今年5月以来の水準となる1ドル=157円台をつけたのです。

ある政府関係者は…

政府関係者
「今回は事前予告しない作戦だ」

JNNの取材に対し、「今回は事前予告しない作戦だ」と明かしていました。

まさに「サプライズ」の為替介入で強引に円高を実現したものの、円相場はその後、円安方向へと戻り始め…

記者
「急速に進んでる、円安進んでいます。日銀が金融政策現状維持を発表して円安が進んでいます」

きょう正午ごろ、日銀が政策金利を1.0%程度とする金融政策の維持を決め“利上げをしない”と発表すると、さらに円安が進みました。

物価高を招いている円安に、今後、どう対処していくのか。

カギを握る日銀の植田総裁は、きょうの会見で…

日本銀行 植田和男 総裁
「物価情勢を睨みながら、このままでは金融環境が緩和的に過ぎると思えば、利上げのペースを速めるということも十分あり得る」

利上げを速める可能性を示唆し、物価高に対応していく姿勢を強調しました。

ただ、早すぎる利上げは景気を悪化させるおそれもあり、これまで以上に慎重な舵取りが求められます。