国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長が進める民間投資家にワールドカップ(W杯)の権益を売却する計画について、撤回されないならFIFA主催の大会をボイコットする方針を欧州サッカー連盟(UEFA)が全会一致で固めた。事情に詳しい関係者が明らかにした。

UEFAに加盟する55カ国・地域の協会は30日に緊急のオンライン会合を開き、この方針を決定した。インファンティノ氏の計画は9月19日までにFIFAに加盟する211協会の承認を得る必要があり、得られなければ財務上の不利益を被るとFIFAは警告していた。

UEFAは声明で、「W杯は投資商品として扱われるべきではない」と主張。「提案が撤回されない限り、FIFA主催の大会にUEFA加盟の国・地域代表チームが参加することはない」と表明した。

UEFAの強硬な姿勢により、インファンティノ氏の計画はとん挫する可能性が高い。今年のW杯を制したスペインをはじめ、欧州にはサッカー強豪国が多い。UEFA加盟国・地域はFIFAのメンバーでもあり、権益売却の是非を問う今回の計画についてそれぞれの協会が投票権を持つ。

ブルームバーグはUEFAがFIFA主催の大会のボイコットを検討していると、他社に先駆けて報じた。インファンティノ氏の計画に、UEFAは激しい反発を示した。

FIFAはコメントの要請に応じなかった。

原題:UEFA Votes to Boycott World Cup in Protest to FIFA Selloff (1)(抜粋)

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