米メタ・プラットフォームズのデータセンター向け資金調達を目的として米ブラックロックの関連会社が起債した125億5000万ドル(約2兆1000億円)規模の社債が、27日の取引序盤に上昇した。投資適格債としては高めの利回りが、最終的に投資家を引きつけた形だ。

テキサス州エルパソのデータセンター向けに起債された今回の社債は、発行利回りが7.534%だった。投資適格債としては高く、むしろジャンク債でよく見られる水準だった。JPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーが主幹事を務めた。

社債の募集段階では需要が低調だったものの、正式な取引開始前に債券を売買できるグレーマーケットで、その高い利回りが投資家を引きつけたとみられる。事情に詳しい関係者によると、市場では一時、米国債に対する上乗せ利回りが約2.6ポイントとなり、条件決定時の2.875ポイントから縮小した。

募集段階の需要は力強さを欠き、24日時点の需要は約200億ドルと、発行額の1.6倍にとどまった。ブルームバーグ・ニュースが集計したデータによると、今年は平均で約4倍となっている。社債の発行体は、エルパソのデータセンター事業の80%を保有するブラックロック系持ち株会社ソパイピーヤ・インベスターだ。

IT企業による大型社債発行が相次いでいることで、投資家の消化能力が圧迫され、AI関連の新発債への投資意欲が鈍っている。また、アルファベットなどが投資計画を拡大し、その資金調達のため社債の追加発行に動く可能性があるなか、IT企業の社債全般が最近、売られていることも、投資家の慎重姿勢につながっている。

ブラックロックとモルガン・スタンレーの担当者はコメントを控えた。メタとJPモルガンの広報担当者からは、すぐにはコメントが得られなかった。

原題:BlackRock Dodges AI Bond-Trading Flop After Offering Junk Yields(抜粋)

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