(ブルームバーグ):米食品医薬品局(FDA)は、ミシガン州と周辺州で数千人が感染した寄生虫の集団感染について、タコベルのレタスとの関連を示す見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によると、FDAは近く、ミシガン、オハイオ、ウェストバージニア、ケンタッキー、インディアナの5州にあるタコベル店舗で千切りレタスの摂取を避けるよう消費者に勧告する声明を公表する見通しだ。関係者は公に発言する権限を持たないため匿名を条件に語った。
レタスの供給業者であるテイラー・ファームズが汚染源となった可能性があると、米紙ワシントン・ポストが報じた。
ヤム・ブランズ傘下でメキシコ風ファストフードを展開するタコベルと、テイラー・ファームズはコメント要請に応じなかった。FDAはコメントを控えた。
米疾病対策センター(CDC)によると、重い下痢を引き起こす寄生虫サイクロスポーラの感染は34州で確認されている。ミシガン州の感染者数が最も多く、4000件超が確認されている。
今週初めにタコベルは、一部店舗で一部食材の提供を「自主的かつ一時的」に取りやめると予防措置として発表したが、対象食材などの詳細は明らかにしなかった。同社はこれに先立ち、公衆衛生当局は今回の集団感染とタコベルとの関連を確認していないとも説明していた。複数の独立系レストランもレタスや葉物野菜の提供を取りやめた。
ヤム・ブランズ株はニューヨーク市場の時間外取引で午後6時21分(日本時間17日午前7時21分)時点に2%下落した。
今回の集団感染は、サラダチェーンのスウィートグリーンの株価にも影響を及ぼしている。感染源がレタスとの報道を受け、同社株は今週約25%下落した。同社は、サイクロスポーラ感染を巡る調査に関連して、自社のサプライチェーンの食材はいずれも特定されていないとしている。
感染拡大が続く中、保健当局による感染経路の特定は難航している。この病気は人から人へ感染することはなく、汚染された食品や水を摂取してから症状が現れるまで最長2週間かかる場合がある。ミシガン州の保健当局はこれまで、汚染されたレタスやサラダ用葉物野菜が感染源の可能性があると指摘していた。
原題:FDA to Warn of Taco Bell Lettuce in 5 States Over Parasite (2)(抜粋)
--取材協力:Michael Hirtzer、Kristina Peterson、Elizabeth Elkin、John Tozzi.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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