(ブルームバーグ):ウェルズ・ファーゴが発表した4-6月(第2四半期)決算では、利益がウォール街の予想を上回った。ウェルスマネジメント事業と投資銀行業務の手数料収入が増加した。
非金利収入は前年同期比13%増の103億ドルとなり、ブルームバーグ調査によるアナリスト予想平均の94億4000万ドルを上回った。このうちベンチャーキャピタル投資による純利益は前年同期比で7億2800万ドル増加した。
利息収入から利息費用を差し引いた純金利収入(NII)は123億ドルとなり、アナリスト予想に沿う内容となった。ウェルズ・ファーゴは通期のNII見通しを約500億ドルで据え置き、この見通しにはマーケット事業による約20億ドルが含まれるとした。
チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は発表文で「明らかに米経済の幅広い力強さから恩恵を受けているが、継続している投資や業務運営の効率化も、全ての事業部門で主要業績指標の力強い改善につながった」と述べた。
純利益は前年同期比17%増の64億ドル、1株当たり2ドルとなった。アナリスト予想は、調整後1株利益が1.71ドルだった。収入は9%増の226億ドル。
ウェルズ・ファーゴ株は83ドル台後半に下げた後、プラスに転じて88ドル台後半をつけるなど荒い値動きとなっている。年初から前日までに5.9%下落し、24銘柄で構成するKBW銀行株指数の中で2番目に低いパフォーマンスとなっていた。
ウェルズ・ファーゴは一連の不祥事を受けて資産拡大を制限する措置を長期にわたり受けていたが、それらの措置は昨年解除された。事業構成の見直しを進めるとともに、トレーディング顧客向けの融資を拡大し、将来の収益押し上げにつながる取引関係の強化を目指している。第2四半期の有形普通株主資本利益率(ROTCE)は17.7%に上昇し、昨年10月に示した中期的な収益性目標の達成が視野に入った。
シャーフCEOは「長年にわたり、バランスシートを拡大できなかったため競合他社と対等な条件で競争できなかったが、現在は慎重に資本を配分し、足元の良好な事業環境だけでなく景気循環を通じて妥当と考えるリスクを取りながら、顧客への支援と事業拡大を進めている」と述べた。
投資銀行業務の手数料収入は35%増の9億3900万ドルとなった。ウェルズ・ファーゴはブルームバーグの合併・買収(M&A)リーグテーブルで6位につけており、平均案件規模では首位となった。今年の市場で最大規模の案件の一部で重要な役割を果たしていることが浮き彫りとなった。
経営陣は引き続きコストを抑制するとともに、業務効率の改善を進める方針を示している。第2四半期の非金利費用は137億ドルと、アナリスト予想を下回った。従業員数は約19万7000人と前年同期比7.5%減少した。
原題:Wells Fargo Beats Estimates on Wealth, Investment Banking (1)(抜粋)
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