スイスのチューリヒとジュネーブは、肉や野菜などの食料品を買うには世界で最も物価が高い都市かもしれない。それでも、世界の可処分所得に関する新たな調査では、この2都市が首位となり、高い生活費を十分補える水準にあることが示された。

スイスの金融中心地である両都市は、ドイツ銀行が世界69都市を対象に実施した今年の調査で、3ベッドルームのアパートを借りる共働き世帯の可処分所得でサンフランシスコを上回った。ニューヨークを100とする給与水準の指数によれば、チューリヒが476、ジュネーブが457に達した。購買力ではルクセンブルクとボストンがトップ5に入り、マニラが最下位だった。

一般的な食料品の買い物にかかる費用は現在、ニューヨークに比べてジュネーブで15%、チューリヒで14%高い。ただ、スイスのインフレ率の低下を背景に、この上乗せ幅は過去10年間で縮小した。ジーンズのLevi’s 501の価格でも両都市が首位となり、平均で139ドル(約2万2600円)と、同ジーンズ発祥の米国での76ドルのほぼ2倍だ。デートにかかる費用も、ジュネーブとチューリヒが世界で最も高い。

近年は、ウクライナやガザ、イランでの戦争を巡る混乱を背景に投資家がスイス・フランを買い進めたため、同通貨は主要通貨の大半に対して大幅に上昇した。この結果、スイスの人々は、とりわけ国外で高い購買力を享受している。

原題:Zurich Ranks Top in Disposable Income Poll Despite $7 Coffees

(抜粋)

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