10日の原油先物は続落。米国とイランが攻撃の応酬を繰り広げた後も、協議を継続する見通しとなったことが材料視された。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比0.67ドル(0.9%)下落し、1バレル=71.41ドルで取引を終了。ただ、週間では約4%上昇した。

北海ブレント先物9月限は前日比0.29ドル(0.4%)安の76.01ドルで取引を終えた。

イランとの協議を継続する一方で、停戦は終わったとトランプ米大統領が発言したことで、反射的に価格が跳ね上がる場面もあった。

トランプ氏の発言に先立ち、米当局者は、両国が実務者協議を継続していると述べていた。また、イランのタスニム通信は、仲介国であるカタールの代表団が現地入りしたと報じた。

一方、戦争による中東のエネルギー供給への影響が限定的にとどまっている兆しも見受けられる。アラブ首長国連邦(UAE)は先月、産油量を過去最高に引き上げた。

TP ICAPグループのエネルギー専門家、スコット・シェルトン氏は、「相場の値動きは、今回の戦闘は長期化しないとの市場の見方と一致している」と述べた。

「一方で、ホルムズ海峡を通過する原油輸送量は先週から大幅に減少しており、中国では製油所の稼働が増えている兆候もある」と指摘。「しかし、需給バランスを見れば、戦争終結後の市場環境はますます厳しくなりそうだ」と語った。

原題:Oil Eases as US, Iran Continue Talks After Renewed Fighting(抜粋)

--取材協力:Weilun Soon、Yongchang Chin.

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