(ブルームバーグ):トランプ米大統領は8日、イランとの暫定的な停戦は終わったとの認識を示した。両国の軍事衝突が再燃する可能性がある。
北大西洋条約機構(NATO)の年次首脳会議が開かれているアンカラで、ルッテ事務総長と並び記者団に対し、「私としては、もう終わったと思っている」とし、「私からすれば、時間の無駄にすぎない」と述べた。

一方でトランプ氏は、交渉担当者が協議を続けることは止めない考えを示した。ただ、その手法には悲観的な見方を示した。
トランプ氏は「彼らとは関わりたくない。彼らはくずだ。病んだ人々であり、病んだ指導者に率いられている。残忍で暴力的でもあり、もし核兵器を持てば、それを使うだろう」と述べた。
トランプ氏の発言を受け、原油価格は大幅に上昇した。北海ブレント原油先物は、一時5%超上昇し、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物も値上がりした。
米軍は7日、イラン国内の80カ所を超える標的への新たな空爆を実施するとともに、イラン産原油の販売を認めていた適用除外措置を取り消した。ホルムズ海峡で相次いだ船舶への攻撃を受けた対応という。
米国とイランの協議は先週再開されたが、イランが1週間にわたり、2月に米国とイスラエルの攻撃で殺害された前最高指導者アリ・ハメネイ師の国葬を行っているため、一時中断されている。ハメネイ師は9日に故郷マシュハドで埋葬される予定だ。
原題:Trump Says US Ceasefire With Iran Is ‘Over’ After Strikes (2)(抜粋)
(第3段落以降にトランプ氏の発言などを追加して更新します)
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