資産家デービッド・テッパー氏が率いるヘッジファンドのアパルーサ・マネジメントは、今年上期に32%のリターンを上げた。急騰するメモリー半導体セクターへの投資が寄与した。

230億ドル(約3兆7300億円)を運用する同ヘッジファンドは、上期の上昇分を全て4-6月(第2四半期)に記録した。運用成績を知る関係者が明らかにした。こうした急伸にもかかわらず、同氏は今年、保守的な運用姿勢を取っており、現金比率の平均は約40%だった。

リターンは手数料控除前。アパルーサの資本の約9割はテッパー氏(68)と他の内部関係者が保有しているためだ。同氏の広報担当者はコメントを控えた。

リターンの押し上げに寄与した主な保有銘柄は、マイクロン・テクノロジー、サムスン電子、SKハイニックス、キオクシアホールディングス、サンディスク。いずれもAIコンピューティング向けの旺盛な需要を背景に、今年急騰している。

ゴールドマン・サックス・グループの元トレーダーであるテッパー氏は、1993年にアパルーサを創業。大胆な投資を好む姿勢を示すものとして、睾丸(こうがん)をかたどった真ちゅう製の置物を机に置いていたことで知られる。

同氏は2019年、外部資金の大半を返還し、前年に買収したナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のカロライナ・パンサーズに注力すると発表した。

それ以降、パンサーズの成績はNFLで最下位圏に沈んでいる。一方、同氏は少なくとも21年以降、2桁のリターンを上げており、昨年は約26%のプラスとなった。

外部資金を返還する前、同氏は手数料控除後で年率約25%のリターンを上げていた。

原題:Tepper’s Appaloosa Soars 32% in First Half on Memory-Chip Makers(抜粋)

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