(ブルームバーグ):商船三井が管理する少なくとも8隻の船舶が、イランに近い航路を使ってホルムズ海峡からの脱出を進めている。これらの船舶は、イラン戦争の開始以来、同海峡内に足止めされていた。
対象となる船舶には、原油をそれぞれ200万バレル積載できる超大型タンカー5隻、化学品タンカー2隻、自動車運搬船1隻が含まれる。一部の船舶はこれまでにも海峡からの退出を試みたが、航行を断念していた。
先週末には、複数の石油タンカーがオマーン沿岸の米国管理航路を使ったホルムズ海峡の通過を断念した。その後、一部の船舶はイラン寄りの航路に切り替えて通過した。イランは、自国の許可を得た船舶に限って通航を認めると繰り返し表明している。
これらの船舶が通過を完了すれば、開戦時にペルシャ湾内に閉じ込められていた大型石油タンカーの数は、3月初めの100隻超から数隻程度まで減ることになる。
商船三井の広報担当者は、「船員および貨物の安全の観点から、個別船舶の対応については非開示とする」とコメントした。
同社は6月、ホルムズ海峡の航行について、安全が完全に確認された後に限り再開すると表明していた。運航再開に先立ち、関係政府や保険会社などの利害関係者との緊密な連携が不可欠だとも説明していた。
日本の船主は一般的に慎重な姿勢を取る。商船三井の橋本剛会長は6月初め、同社が保有船舶を脱出させるため、日本政府に間接的な支援を要請したと述べていた。
原題:Japan-Linked Ships Escaping Hormuz in Convoy Through Iran Route(抜粋)
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