(ブルームバーグ):米メタ・プラットフォームズとソフトバンクグループの最近の動きは、活況を呈する人工知能(AI)の世界で二極化が進む現実を浮き彫りにする。これはクレジット市場で以前から指摘されていた状況だ。
事情に詳しい関係者によると、メタはAIモデル・計算能力へのアクセスを提供するクラウドインフラ事業への参入を計画する。ソフトバンクGと傘下の通信部門は、大規模AIモデルの学習や推論に必要なコンピューティングリソース(演算資源)へのアクセスを貸し出すネオクラウド業務を米国で開始する。2日発表した。
一連の動きは、ジャンク(投機的格付け)級のネオクラウド業者コアウィーブが最近発行した社債と、オランダの同業ネビウス・グループの転換証券価格を急速に押し下げた。いずれも巨大テック企業の参入でリスクにさらされかねない。
コアウィーブがユーロ建てで初めて起債した社債の価格は、過去2営業日で約2セント下落し、 96.8セントとなった。同社とネビウスは収益性の高い契約をメタと締結している。
DAデビッドソンのテクノロジーリサーチ責任者ギル・ルリア氏はメタの計画について、「ネビウスとコアウィーブにとって悪いニュースだ。ネビウスの受注残の半分余り、コアウィーブの受注残の3分の1余りを占めるメタが、コンピューティングリソースの買い手から売り手に転じた。メタの計画実行を前提とすれば、受注残の価値は数日前と比べ大幅に失われた」とブルームバーグTVに語った。
コアウィーブの広報担当者は「メタを含め、ますます多様化し、拡大する顧客ベースの信じられないほど強い需要」に言及し、「AIエコシステムの至る所で投資が増える現状は、われわれが目にしているのが、ゼロサムゲームではなく、急拡大する市場であることを裏付ける」とコメントした。
ネビウスの担当者にもコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
原題:Meta and SoftBank Expose Fault Lines in Growing Pile of AI Debt(抜粋)
--取材協力:Paula Seligson、Gerson Freitas Jr.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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